ときわ鉄道情報局

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。


四日市港の先にある、太平洋セメント四日市出荷センターの構内です。

三岐鉄道の東藤原駅から発送されるセメント列車は、最終的にはここまで運ばれてくるのですが、現在は1日5往復程度となっているようです。

構内では、列車が到着すると、スイッチャーが慌ただしくタキの入れ替え作業を行っていました。

こんな光景も、かつては全国あちこちで当たり前に見られたのでしょうが、今では貴重な存在となっています。


写真は、太平洋セメント四日市出荷センターから、空車のタキを牽引してきた、DD511です。

四日市駅から旧四日市港駅に伸びる側線は、可動橋を渡ると右カーブを描き、太平洋セメントの専用線と合流します。

四日市駅かDD51で牽引されてきたセメント列車は、ここで太平洋セメントとの受け渡しが行われ、スイッチバックの形でこのスイッチャーに牽引されて太平洋セメントの構内に向かいます。

セメント列車から切り離されたDD51は、ここで空車のタキ列車を受け取り、四日市駅に向けて出発します。

今回の遠征の目的の一つは、この受け渡しの様子を見ることでした。



写真は、末広可動橋を渡ってきたDD51牽引のセメント列車が、そのすぐ先にある踏切を通過するところです。

かつては、この先には四日市港駅という貨物駅が存在し、四日市駅から可動橋を経由してこちらに至る路線も、関西本線の支線扱いでした。

しかしながら、現在では四日市港駅は既に廃止され、ここも四日市駅の構内の扱いとなっています。


四日市には、現役としては日本唯一の鉄道稼働があります。

正式には末広橋梁と言い、日本の橋梁技術史上貴重な存在だそうで、可動橋としては初の重要指定文化財に指定されているそうです。

場所は、四日市駅から港に伸びる専用線の途中に位置し、その先には太平洋セメントの四日市出荷センターがあります。

自分が訪問したとき、ちょうど橋が降りているところでした。




昭和四日市石油の専用線で、タキの入れ替え作業に使用されているスイッチャーです。

写真では分かりにくいのですが、2両が背面重連では繋がっていて、この後ろにもう1両スイッチャーがくっついています。

塩浜駅には、以前はこの他に石原産業や三菱化学・三菱油化などの専用線・専用鉄道が接続し、これらで運用される様々やスイッチャーを見ることができましたが、いずれも廃止となり、現在ここで見られるスイッチャーは、この昭和四日市石油の機関車だけとなっています。



JR貨物塩浜駅から、昭和四日市石油へ伸びる専用線があり、1日に数回その入れ替え作業の為に、昭和四日市石油のスイッチャーが塩浜駅構内に顔を出します。

写真ではタキの横に写っているのがそのがスイッチャーで、日本通運が保有する北陸重機製28tディーゼル機関車、1996年製です。

機関車は「NO14」と「NO15」の2両が背中合わせの形で重連を組み(背面重連)、まるで1両の機関車のように常に固定で運用されているようです。

昭和四日市石油構内では、この他に日立製作所製の25tスイッチャーも存在するそうですが、塩浜駅構内まで顔を出すことはあまりないそうです。



塩浜検修車庫の構内で見かけた、近鉄の電動貨車、モト90形.モト94・96です。

これも、構内で牽引機として使用されているようですが、養老鉄道の車両がここにくるときは、この電動貨車が牽引し、外された養老鉄道車両の台車は、この荷台の上に乗せて運ばれています。

モト90は、この他にも五位堂検修車庫にも配置されています(モト97・98)が、こちらは南大阪線車両などの牽引で使用されています。


塩浜検修車庫で見かけた、電気機関車です。

こんなところで電気機関車を見るなんて意外でした。

このデキは、デ31形(デ32)と思われますが、デ31形は1948年に導入された40t級の電気機関車で、3両が製造され、うち1両が名古屋線で運用されていました。

当初は狭軌用でしたが、デ32は名古屋線の改軌時に標準機用に改造され、1983年に除籍になるまで活躍していました。

除籍後は、塩浜検修車庫の入れ替え用となり、写真のようにライトブルーとホワイトのツートンに塗装され、稼働しています。

機会があれば、まともな写真が撮りたいです。


近鉄塩浜駅に隣接する塩浜検修車庫です。

写真の中で検修を受けているのは、養老鉄道の車両ですが、このように塩浜検修車庫では、近鉄自社の車両だけでなく、養老鉄道、伊賀鉄道、あすなろう鉄道など、旧近鉄の路線各社の車両の検修もおこなっています。

養老鉄道は、近鉄線とは桑名駅で接続していますが、近鉄線の標準軌に対して養老鉄道は狭軌なので、養老線の車両は桑名から近鉄線を経由しで回送する際、標準台車に履き替えられ、残った狭軌用台車は 貨車に積み込まれて回送されます。

線路の幅が違うと、このようなところにも苦労があるのですね。


塩浜駅で見かけた、近鉄5200系です。

1988年に登場した、大阪・名古屋線の長距離急行用として導入された車両です。

一般車ではありますが、長距離用ということで、座席には転換クロスシートが採用されており、座席には座ることができれば快適に過ごすことができます。

やはり、関西の私鉄はサービスが良いですね。

車体は両開き3扉の普通鋼製で、車体側面の連続窓と前面の大型曲面ガラスが個性的です。

4両編成で、団体貸切列車に使用されることもあるそうです。