ときわ鉄道情報局

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。


先月末、銚子電鉄のデハ1001が引退となり、そのイベント(さよなら運転)があったので、銚子まで行ってきました。

デハ1001は、桃太郎電鉄のときは結構みかけたのですが、銀座線塗装になってからは、走行している写真をまだ撮っていなかったので、これが最初で最期の機会となりました。

(晩年は老朽化のためほとんど動かず、予備車状態だったので、訪れでもほとんど車庫で寝ていました。)

当日は、結構沢山のフアンが来ていました。
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銚子電鉄線で唯一の列車交換駅となる、笠上黒生駅(髪毛黒生駅)に停車中デハ1001です。

デハ1001は、元営団地下鉄2000形で、1959年から1963年までの間に104が製造されました。

銀座線の主力として活躍しましたが、その一部は丸の内線方南町支線でも使用されました。

老朽化が進み、01系による置き換えと廃車が行われたのは1984年以降のことで、1993年までに全車引退となりました。

このうち、デハ2001は2046の車体に2033の運転台を組み合わせたもので、改軌やパンタグラフ装着を含む改造工事が実施され、1993年に銚子電鉄に譲渡されました。


銚子電鉄の笠上黒生駅です。

最近、愛称が髪毛黒生駅となり、結構話題になっている駅です。

銚子電鉄では唯一列車交換が行なわれている駅で、ここを訪れたときは結構立ち寄る機会も多いです。

現在では貴重となったタブレット交換もここで行なわれていますが、最近では列車の本数も減少しているので、通常の日中などはここで列車交換は見れないのですが、この日はイベントとしてデハ1001が走っていたこともあり、列車交換が行なわれていました。

駅舎は、ご覧のですがとおり古く趣のある建物です。


銚子電鉄、笠上黒生駅のポイント切り替え用の手動レバーです。

この駅で列車交換を行う場合、下り列車(外川方面行き)に構内入線の優先権があるので、上り列車(銚子方面行き)は、下り列車が駅構内に入るまで、その手前(場内信号機の手前)で待つことになります。

写真の手動レバーは、かつては使用されていたと思われますが、現在はスプリングポイントとなっているため特に切り替えの操作は行われていません。

2014年にここのポイントで脱線事故が発生していますが、それ以降はポイントの手前で一旦停止、構内進行速度は時速10Kmとなっています。


かつて、トロッコ列車「澪つくし号」として運用されていた、ユ101です。

元は国鉄ワム80000形で、1985年に国鉄大宮工場新小岩車両センターで改造工され、銚子電鉄に導入されました。

1985年の8月以降、デハ101やデハ801、デハ1001、デハ1002などに牽引されて運用されていたそうですが、2007年以降は保安基準やその他
の理由により休車となりました。

その後放置状態が続き、腐食もかなり進んだ為、2012年3月に廃車となり、現在は笠上黒生駅構内に留置されています。



銚子電鉄のデハ2000形2001編成です。

訪れたこの日は、イベント用として走っていたデハ1001の他、この2001編成が通常運用として終日運用されていました。

デハ2000形は2両編成2本が在籍し、現在はこの2編成を主力として運用が続けられていますが、このうち2001編成はかつての京王線で活躍した頃を彷彿させるライトグリーンに塗装されています。

但し、写真の貫通形の前面は、伊予鉄道時代に中間車を先頭車化改造した際に取り付けられた顔で、ライトグリーンとの組み合わせは京王時代にはなかったものです。




外川駅には到着した、2001編成です。

銚子電鉄の2000形は、元は京王2010形です。

置き換え対象のデハ1000形は、元営団2000形で1959年から1963年に製造された車両ですが、後継の京王2010形も同時期に製造された車両で、すでに半世紀も使用されている高齢車です。

架線電圧の問題もあって、導入できる中古車が少ないなどの事情もあるとは思いますが、いずれは、この車両の置き換え問題も発生するかもしれません。

こんなところでも、銚子電鉄の苦しい経営事情を伺うことが
できます。



この日、デハ2002編成は運用は無く仲ノ町駅で休んでいました。

2015年4月に運用復帰して以来、とりあえず順調に運用されているようで、旧標準色に塗装された姿をそのままでした。

デハ1001が引退のなってしまい、この時点で銚子電鉄の運用できる車両は2編成のみと綱渡り状態ですが、伊予鉄道から購入し現在整備中の700系(銚子電鉄:新3000形)が営業運転を開始すれば、とりあえずは落ち着く形となります。)

しかしながら、本来は4編成で運用されるところ1編成足りず、今後も減便ダイヤを続ける形かと思われます。

今後もう1編成導入して、減便ダイヤを元に戻すことはあり得るのでしょうか?

資金的にはかなり厳しそうですね。


仲ノ町駅で整備中の、元伊予鉄道700系です。

銚子電鉄では3000系となるそうで、詳細に関する情報は掴んでいないので分かりませんが、塗装も含めてどんな車両になるのか楽しみです。

その元は京王5000系で、伊予鉄道では2M1Tの3両編成でしたが、銚子電鉄へ譲渡されるのは1M1Tの2両編成になると思われます。

富士急や一畑でも実施されましてが、できればかつての京王5000系と同じアイボリーホワイトにに赤ラインの塗装にして欲しいですね。



外川駅に静態保存されている、デハ801です。

2010年9月に引退した後、しばらくそのまま保存され、パンタグラフを上げて通電テストなども行われてきたのを見かけたこともあり、動態保存の噂もあったのですが、結局それは実現しませんでした。

現在は、車内は解放され中に展示物もおこれています。

但し、車体の老朽化は現役時代に比べてかなり進んでおり、あと数年もしたら解体されるのではと思える程でした。

個人的にもお気に入りの車両なので、とても残念です。