ときわ鉄道情報局

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。


三岐鉄道101系は、1964年から1968年にかけて導入された、元西武鉄道の411系です。

701系列の増結用として製造された為2両編成となったのですが、701系列がカルダン駆動車だったにも関わらす、411系は吊り掛け駆動車として新製造された為、性能は他の従来からある旧性能車と同様でした。

その後、701系列の冷房化や制動装置の電磁直通ブレーキ(HSC化)に伴い、旧性能車である増結用411系を新性能化する必要が生じたため、1978年から411系の新性能化工事が実施されました。

新性能化工事では、車体や外観での変更点は少ない(客用扉がステンレス製無塗装のものに交換されるなどが実施)ものの、主要機器は一新され、701系列並みにカルダン駆動車となり、冷房装置も搭載し、401系となりました。

401系は、西武鉄道内では1990年以降順次新型車両に置き換えられることになりますが、1990年から1993年にかけて、このうち2両編成3本が三岐鉄道に譲渡され、101系となりました。

101系は、新性能車でありながら2両編成と短く、改造後の経年も浅いことから、三岐鉄道のような地方私鉄では使い勝手が良いのでしょう。

現在も3編成とも現在に活躍しています。


三岐鉄道、ED45重連の牽引する、フライアッシュの輸送列車です。

今回の三岐訪問は、セメント列車の撮影がその目的でしたが、残念ながら連休のためこの日は運転されておらず、この列車しか撮ることができませんでした。

フライアッシュは石炭を燃料として用いる火力発電所で発生する石炭灰の一種で、セメントの製造に使用されるため、火力発電所から太平洋セメント藤原工場に運ばれます。

因み、このフライアッシュを混ぜたセメントを使用すると、ワーカビリティや水密性に優れ、コンクリートの温度ひび割れを抑制するそうです。

ワーカビリティとは、生コンの打ち込み作業のし易さを表す用語で、施工軟度とも言われているそうです。

私も専門家ではないのでこれ以上詳しいことはよくわからないのですが、フライアッシュはセメント工場では必要な原料だということです。



保々駅に隣接する車両基地で休む、ED453号機です。

各車両によって経歴が異なるED45の中でも、3号機は初期に導入された自社発注のグループです。

ED45のうち1号機から3号機までの3両は、1954年の三岐鉄道全線電化に合わせて、電気機器を東洋電気製造、車体を東洋工機で製造したもので、相模鉄道のED10や東武鉄道のED610などと同世代。

これら同世代の機関車が既に引退している中、三岐のデキは製造から60年経った今でも現役で活躍しているのは立派です。

三岐のデキは、また機会を作って訪れたいです。


三岐鉄道のED301号機です。

普段は太平洋セメント藤原工場内の入換用として運用されているため、まずお目にかかることができないのですが、たまたま保々駅を訪れた際に構内に停まっていました。

写真はホームの先端から望遠でなんとか撮ったものですが、チャンスがあればもっときちんとした写真が撮りたかったですね。

まぁ、見られただけでも幸運なのですが。

この機関車は、元南海のED5202で、1963年に東芝府中工場で製造され、三岐鉄道には1984年にやってきました。



写真は、伊勢治田駅の構内脇に広がる貨物ヤードですが、たまたま休日だったということもあるとは思いますが、私が訪れたときは貨物列車は1両もいませんでした。

今の三岐線の貨物列車の量を考えると、かなり過剰過ぎる大きさのヤードは、かつてはここにも沢山の貨車や貨物列車が停まって、賑わっていたことを物語ってきます。

以前に鶴見線の浜川崎や安善のヤードを訪れたときも、また秩父鉄道の武州原谷駅を訪れたときも感じましたが、非常に寂しいですね。



東藤原駅の構内を撮った写真です。

本当は貨物の入れ替え作業を撮りたかったのですが、残念ながらこの日は休日で貨物列車は先のフライアッシュ輸送列車1本しか運転されていませんでした。

やはり、遠征のときはちゃんと事前に情報を掴んでおかなければダメですね。

写真は、近鉄富田方面から西藤原方面を撮ったものです。

右側に伸びるのが三岐の本線で、その約2km程度先に西野尻駅があります。

左側は工場に至る線だと思いますが、列車の搬出入を見ることができませんでした。


写真は、工場の引き込み線側から東藤原駅構内の近鉄富田方面を撮ったものです。

左側に見えるのが、本線と旅客用のホームで、ホームにはデキが重連のまま停車していました。

デキの重連は、先ほどフライアッシュの貨物列車を牽引した後、ここでずっと休んでいました。

写真右側の側線にはホキも休んでいます。


東藤原駅から下り列車に乗って、西野尻駅本面に進むと、列車は藤原工場の中を進みますが、車窓の向かって右側には写真のような光景を見ることができます。

セメントサイロと、貨車の荷役線ですが、貨物の荷役線は単線のまま高架線になっています。

高架線の下はコンクリートの敷地となっていますが、ここはトラックの積込み用の敷地として活用されているようです。

土地の起伏に合わせた、合理的なレイアウトですが、初めて見たときは、まるで貨物列車が宙に浮いているようでびっくりしました。


近鉄富田駅から向かって、東藤原駅の2つ手前の丹生川駅の構内に、貨物鉄道博物館があります。

ここは第一日曜日しか開館しておらず、訪れたこの日も閉まっていましたが、屋外に保存されている展示車両は随時見ることができるため、ここで途中下車して見学をしてきました。

写真のSLは、東武鉄道39号機関車です。

元は旧国鉄の5650形5450号機で、1898年にイギリスで製造され、旧国鉄時代では主に東北線、常磐線、高崎線などで使用され、東武鉄道譲渡後は1966年で現役として活躍しました。

その後は昭和鉄道高等学校に静態保存されていましたが、2002年三岐鉄道に譲渡されここに移されたそうです。


写真は、貨物鉄道博物館に保存されている、ワフ21120です。

ワフ21000形は、1933年から1939年にかけて775両が製造された有蓋緩急車で、貨物室は2トン積みと小さく、鮮魚など混載に不適な小口貨物の輸送に使われていました、

ワフ21120は、1977年に西濃鉄道に譲渡され、社線内で使用されていましたが、2002年3月に貨物鉄道博物館に譲渡されました。

車体には
西濃鉄道のマークが残されています。