ときわ鉄道情報局

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。


貨物鉄道博物館に展示されている、小さなディーゼル機関車DB101です。

現在時代は、巴川製作所の静岡工場で貨車の入換に使用されていたスイッチャーで、2両が活躍していたそうです。

1986年の工場廃止に伴い、そのうち1両が津坂商会に引き取られ静態保存されたのち、貨物鉄道博物館に譲渡されました。

製造は1957年で、協三工業です。製造されました。

当時は同型機は数両製造されたそうですが、このうち現存するのはこの1台だけです。


貨物鉄道博物館に保存されている、シキ160です。

1955年に製造された、130トン積みの大物車で、特大貨物である変圧器の輸送に使用されました。

全長は約24mと新幹線並みに前に長く、狭い敷地でこの車両全体の写真を、撮るのは大変でした。

元は富士電機製造の私有貨車で、当初は鶴見線安善駅の常備となっていましたが、工場の移転に伴い、1963年以降は京葉臨海鉄道の市原駅の常備となりました。

2002年7月に廃車となり、しばらく千葉県市原市の日本AEパワーシステムズ千葉事業所内に保管されていましたが、2007年7月にこの貨物鉄道博物館に移設されました。


貨物鉄道博物館に保存されている、タム8000です。

過酸化水素専用の15t積み2軸貨車で、1962年から1965年にかけて15両が製造されました。

全て、三菱江戸川化学など(企業3社)の私有貨車で、当初は、岳南富士岡駅や山北駅、苫小牧駅などが常備駅になっていましたが、そのうち三菱江戸川化学(1971年に合併により三菱瓦新化学に名義変更)所有分は、工場の移転により常備駅が南四日市駅に変更されました。

2003年までに全車引退となり形式消滅となりましたが、そのうちタム8000がここに残っています。

タンク本体は、積荷の分解防止のため純アルミニウム製となっていて、シルバー色が特徴のタンク車です。


西藤原駅は三岐線の終着駅で、線路はここで終わり。

この先は林になっていました。

この先には鈴鹿山脈に属する御池岳や藤原岳などそびえ立ち、行く手を阻んでいます。

その先は滋賀県の彦根市で、琵琶湖まではそれほど離れている分けではありませんが、残念ながらここで引き返すしかありません。

駅の構内や保存車両などを撮る為に、1本列車を見送り、次の折り返し列車を待ちました。

約1時間、駅の構内でまったりした時間を過ごしました。


西野尻側から撮った、西藤原駅の様子です。

西藤原駅は1面2線のホームを有していますが、実際に列車の発着で使用されているのは1線のみで、写真では801系が停車している方がそうです。

もう1線の方では蒸気機関車とディーゼル機関車が1両ずつ保存されており、さらにその脇は「ウィステリア鉄道」という名前の鉄道公園が整備されています。」

ホームの手前には、腕木式信号機が設置されていますが、勿論これはダミーです。

写真右手の蒸気機関車は、E102号機で、三岐鉄道創業時に導入されたものです。


西藤原から折り返し上り列車で近鉄富田駅に戻り、そこからJR富田駅まで歩いて移動しました。

この日は貨物列車はもうないので、富田駅での貨物受け渡しのシーンを見ることもできませんでしたが、富田駅構内で休んでいるDD51を見ることができました。

DD51は、まだ他の地域でも見ることはできないわけではありませんが、北海道ではすでにJR貨物所有機は全て運用から外れ、はまなすとカシオペアも来年3月の廃止が決まり、道内での定期運用がなくなることが確実となりました。

JR東日本やJR西日本にも在籍車は残りますが、いずれも工事列車とかイベント列車などで使用される程度です。

従い、DD51が定期運用で主力として活躍しているのは、実質的にはこの関西本線を中心とした中京地区のみと言っても良い状況です。

DD51を気軽に撮れるのも今のうちかもしれません。


富田駅で見かけた、キハ85系特急南紀です。

特急南紀というと、いまだにキハ82系を連想してしまいますが、この列車にキハ85系が導入されたのが1992年からなので、すでに23年が経過していることになります。

特急南紀は、通常は4両編成でグリーン車は半室のみ、多客期には最大6両編成となります。

ディーゼル特急の魅力は、列車が走り去る時の豪快なサウンドによる存在感で、電車並みの高性能な走りを可能にしたカミンズ製エンジンの音は迫力がありました。


富田駅から快速「みえ」に乗って、桑名駅に向かいました。

お目当は、もう一つの三岐鉄道、北勢線です。

JR(近鉄)桑名駅の東口を降りて300m程歩くと西桑名駅があります。

西桑名駅には、小さくかわいい電車が待っていました。

西桑名駅は、1面1線の単式ホームの駅です。

この駅は、かつては、桑名駅東口の現在バスターミナルのある位置にあったのですが、1977年に駅前再開発の際にいまの位置に移動しました。

それまで、この駅に車庫が併設されていましたが、車庫はこのときに北大社駅(現在の北大社信号場)に移転しました。


三岐鉄道北勢線は、西桑名と阿下喜を結ぶ20.4キロの路線で、日本では数少なくなった762mm軌間のナローゲージの鉄道です。

電車は他のJRや私鉄の車両よりもひと回り小さく、横幅が狭いことから背高ノッポの印象を受けます。

歴史は古く大正時代から走っていますが、経営も北勢鉄道ー北勢電気鉄道ー三重交通ー三重電気鉄道ー近畿日本鉄道を経て、2003年4月以降、三岐鉄道北勢線となりました。

昔ながらの軽便鉄道規格とはいっても、タブレット閉鎖は行われず、ATSや列車無線、ワンマン化など、それなりの近代化は近鉄時代に実施され、技術面や保安面は他のローカル私鉄レベルとなっています。

さらに三岐鉄道に経営が移管された以降は、車両の冷房化と高速化工事、駅事務機器の自動システム整備、東員駅の整備やCTCの整備など、リニューアル事業が進められています。

実際に乗って見ると、いまどきの近代的なホームや駅舎、設備などがあちこちで見ることができます。


写真は、北勢線で1本だけあるリバイバル塗装編成です。

このリバイバル塗装は、三重交通時代のもので、三岐線開業10周年、路線としては100周年を記念して塗装変更したもの。

この先頭車両は主力の270系ですが、後ろの3両は三重交通時代から走る200系です。

珍しい連接台車を採用し、前面が湘南窓の貴重な車両ですが、こちらの写真は追ってホームページの方に掲載する予定です。

北勢線では、現在200系など、一部旧型車を編成に組み込みながら、1977年以降近鉄時代に導入した270系を中心に7編成24両で運用されています。

高速化対応(モーターの分散配置、制御段に弱界磁段追加、ATS制御段の追加など)を全ての編成に実施済みで70Km/hでの運転が可能ですが、地上側の軌道・信号設備等の対応が完了していない為、現在は従来通り45Km/hでの運転となっています。