ときわ鉄道情報局

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。


国吉駅に停車中のいすみ200型です。

いすみ200型(導入当初はいすみ100型)は、富士重工が当時第3セクター向けに製造していたLE-CarⅡシリーズで、他にも樽見鉄道や天竜浜名湖鉄道など、多くのローカル私鉄で導入されました。

車体工法がバス車両工法によってつくられ、車体のあちらこちらにバスと同様の部品がつかわれているため、軽量で製造コストも安かったことが当時普及した要因でした。

しかしながら、1991年に発生した信楽高原での正面衝突事故では、キハ58形と衝突して原形をとどめない程無残に大したレールバスが、このLC-Carシリーズだったこともあり、以降の車両設計がバス車両工法から軽量鉄道車両工法に戻されるようになりました。

また、全長15mという長さも、ラッシュ時の旅客収容能力が中途半端のようで、2両編成運用だとかえってコスト増となってしまうため、最近の第3セクター向けの車両はほとんどが18m車となっています。

いすみ鉄道で代替え用として導入する新型車両も18m車です。

もうほとんど見られなくなったレールバスの重連は、いまや貴重な存在となっています。



首都圏色となった、いすみ鉄道のキハ52です。

いすみ鉄道がキハ52を購入し運用を開始したのは2011年4月で、約3年程度運用されていましたが、外板塗装の劣化が目立ってきたため、2015年の法定検査を待たずに再塗装を行ったものです。

新しい塗装については、塗装費用の削減と塗装期間の短縮を図るた首都圏色となりましたが、実施の際にファンの間でいろいろと賛否両論ありました。

写真は、新塗装後の「首都圏色」キハ52ですが、いかがでしょうか?

個人的には、これはこれで良いのではと素直に思っています。

Nゲージでは、早速この首都圏色のキハ52がキハ28と一緒に発売予定となったようで…





引き続き、首都圏色となったキハ52です。

今回の再塗装では、いわゆるタラコ色化ついての議論がファンの間でありましたが、結果的には大きな話題になったので、営業的には良かったのでは。

私自身も、旧国鉄色が最後になるかもしれないということもあったので、塗装変更前の2月に一度いすみを訪れ、塗装変更後はまだ色褪せない綺麗なうちに写真を撮りたいということで、もう一度いすみを訪れました。

塗装変更は各鉄道雑誌の他に一般メディアのローカルネタとしても取り上げられ、結果訪問する人や利用客を増えたのでは。

これが、旧国鉄色の再塗装であれば、ここまで話題になることはなかったと思います。

ところで、いすみの社長はブログの中で、1年後にキハ52の全般検査を行うかどうかまだ決まっていないことを告げています。

以前、自分が一度キハ52に乗ったときに、結構車体の腐食など気になったのを記憶していますが、車体の傷みや老朽化は思った以上に進んでいるかもしれません。

来年の全般検査は別としても、このキハ52が走り続けられるのはあと数年かも知れません。



いすみ鉄道の国吉駅構内です。

ここは2面2線の対向式ホームで、両端が直線のため、車両をじっくり撮るのには絶好の場所です。

キハ52+キハ28の急行も停車するのて、自分がいすみ鉄道を訪れるときは、ここに来ることが多いです。

駅舎に観光客向けのショップがある他、最近ではキハ30が静態保存されたり、腕木式信号機が追加されたりと結構賑やかになっています。

キハ30については、動態保存に向けていろいろと模索中とのことで、今後どうなるかは分かりませんが、何とかもう一度その動く姿を見たいところです。


国吉駅で列車交換を行なう、いすみ200型とキハ28の並びです。

国吉駅で列車交換が行われるパターンは多く、急行列車も停車するため、休日などでは、列車が到着する度に構内は賑やかになります。

このときも、元国鉄形の懐かしい列車の到着に皆が注目し、いすみ200型は完全に脇役になっていました。

いすみ200型も今や貴重なレールバス。

これまでのいすみ鉄道を支えた功労者?でもありますが、いすみ300形がもう1両増備されるタイミングで引退となる予定で、おそらく1年後にはその姿は見られなくなっているものと思われます。



国吉駅での、キハ28とキハ30のコラボです。

後ろにはキハ52がくっついていますので、まさに国鉄形夢の共演と言ったところです。

キハ30も復活してもらい、さらにもう1~2両国鉄形の車両を走らせて欲しいところですが、さすがにそこまでは高望みですね。

ところで、毎年一億円程度の赤字を出していたいすみ鉄道も、売店収入なども伸びていて、企業努力で業績も回復傾向にあるようです。

2013年後は国や県・沿線市町村からの補助金あり、黒字となりました。

経営的にまだひとり立ちできているわけではありませんが、経営安定にがんばって頂き、来以降の運用が未定のキハ52の存続やキハ30の動態保存化を是非実現して欲しいです。


今回からは、東武ネタです。

写真は、東武亀戸線の起点となる、亀戸駅の様子です。

先日、東武の電車を撮りに行ったとき、ここから東武線に入りました。

東武亀戸線は、亀戸と曳舟を結ぶ3.4kmの短い路線ですが、全線複線で、8000系による2両編成の列車が頻繁に行き交っています。

Nゲージで、都市型の小型レイアウトを作るのであれば、非常に参考になる路線です。




亀戸線を走る、2両編成の8000系です。

8000系の2両編成は、4両ユニットの増結用及び支線用として製造され、形式は4両編成の8100-8400に続いて、8500・8600が付けられました、

8501F~8580Fの80両が製造されましたが、その後修繕工事の際に中間車改造され4両編成に組み込まれたり、運転台を撤去して6両編成に組み込まれたりしたものもあるそうです。

2両編成単独での運用は、東京地区ではここ亀戸線と大師線で見ることができます。


東武の東向島駅を回送扱いで通過する8000系2両編成です。

亀戸線で使用される8000系2両編成は、南栗橋車両管区春日部支所の所属で、大師線と共通運用となっています。

亀戸線と大師線ではワンマン運転が実施されていて、こちらで運用される8000系には全てその対応設備が追加されています。

過去に亀戸線でも2両編成の10000系が使用されたことがありますが、ワンマン運転の対応をしていないので、現在は8000系以外が使用されることはありません。


東武10000系です。

1981年に東上線に9000系の試作車9101Fが登場しましたが、10000系はこの9000系をベースに設計されました。

導入開始は9000系の量産化よりも早く1983年で、最初は東上線に導入され、翌1984年には伊勢崎・日光線でも運用を開始しました。

地下鉄直通仕様の9000系に対して、10000系はそれまで一般型車両の標準だった8000系の後継車両で、実質この車両から東武電車の無塗装時代が 始まったと言えますね。

東武鉄道といえば8000系のイメージがあまりにも強かったので、ステンレスカー10000系のデビューは、当時結構インパクトがありました。