ときわ鉄道情報局

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。
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通常の高速鉄道のホームの高さに慣れてしまっている人にとっては、世田谷線のホームに立つと、その低さを実感します。

電車が小柄なので、この程度の高さが一番良いようです。

かつて、世田谷線のホームの高さはもっともっと低く、使用されていた旧型車も床が高かったので、車両出入口にはステップもあり、乗降の不便さは長年の懸案事項になっていたそうです。

1999年に低床車両の300系が導入され、2001年に旧型車がすべて置き換えられたタイミングで、世田谷線の各駅ホームの嵩上げが実施され、このときにバリアフリー化が実現しました。

300系にも、初期に導入された6編成には旧型車と同様のステップが設置されていましたが、その後導入された編成ではステップは設置されていません。
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西太子堂駅と若林駅の間に環状7号線との平面交差(若林踏切)がありますが、ここは、世田谷線の中で数少ない、路面電車らしさを味わえるところとなっています。

ここは、鉄道側の信号が道路側の信号と同期していて、電車が来たら環状線の車などを止めるのではなく、信号(交通信号)が変わるまでは電車も止まって待つ仕組みになっています。

写真は、下り列車が信号が変わるのを待っている様子です。


前回と同じ若林踏切で、電車が止まっていない写真です。

ここのように信号機によって進行と停止の指示が行われる踏切は、警報機も遮断機もないため、第4種踏切に分類されるそうです。

ここの場合は、信号機で交通整理が行われているので、道路交通側に一旦停止の義務はありません。

かつてはここにも踏切警報機とワイヤーを使った昇開式の遮断機が設置されていましたが、環状7号線側の交通量が爆発的に増加した為、1966年にこれらが撤去されて今のような形態になりました。


世田谷線を走る300系301F編成です。

世田谷線はどこもこんな感じで、全線が新設軌道(専用軌道)線であり、併用軌道はありません。

個人的には、路面電車=併用軌道のイメージがあるので、世田谷線を路面電車のカテゴリーに含めることには若干抵抗もあるのですが、世田谷線は軌道線として建設されているので、明確に路面電車ということになります。

一般的な話になりますが、通常の鉄道と路面電車とは日本の法律上では明確に分かれていて、一般の鉄道は「鉄道事業法」に基づくのに対して、路面電車は「軌道法」の管轄となります。

しかしながら、「軌道法」でも専用軌道は敷設できることから、世田谷線や荒川線のような専用軌道も存在します。

ちなみに、鉄道事業法においても併用軌道は例外的に存在し、江の島電鉄線・熊本電鉄藤崎線などがありますが、これらはいずれも元は軌道法に基き敷設され、後に鉄道に変更されたものだそうです。


世田谷線、下高井戸駅の構内です。

ここの駅は世田谷線の終点で、到着した列車は折り返しとなりますが、三軒茶屋駅同様、ここも2面1線で列車は1編成しか入れません。

京王線のホームとは隣接していて、線路幅も京王線と世田谷線は同じ1,372mmであることから、第二次世界大戦中には線路が繋がっていたそうです。

これは、玉川線の大橋工場と京王線の桜上水工場間の物資輸送を行う為だそうで、旅客列車の直通運転などは行われていません。


世田谷線の下高井戸駅に入る手前の急カーブです。

構内に1編成しか入れないこともあって、列車は手前で一旦停止してから構内進入していました。

この急カーブの為、以前は列車の通過後に水を捲く設備があったそうです。

私が訪れたときは、写真のように作業員の方がポイント部分にグリースのようなものを塗っていました。


上り列車が下高井戸を出発するところです。

世田谷線は、ここ下高井戸駅が終点となっていますが、この先への延伸の構想があるようです。

詳しいことはわかりませんが、下高井戸からは杉並区・練馬区を経由して西武池袋線中村橋まで延伸される計画で、また三軒茶屋から目黒区・品川区を経由して天王洲アイルまでの計画もあります。

環境問題対策の一環としてLRTが見直されていますが、その流れを受けての計画で、すでに都において決議されているそうです。

しかしながら、これはあくまで計画であって、特に建設が具体化している訳ではありません。

これが実現すれば、地元では結構便利になるとは思いますが、建設費はかなり高くなるはずだし、今後どうなるのでしょうか。


世田谷線上町駅、上りホームから下高井戸方面を撮った写真です。

ここの駅には、車両基地(雪が谷検車区上町班)が併設されていて、写真では本線(複線)の左側にポイントはあり、さらに左に分岐されているのが分かりますが、こちらから先が車庫になっています。

さすがに架線柱もここでは通常の高速鉄道と同様のものが使われていて、一見した限りでは路面電車っぽくない様子です。

車両基地全体の写真も撮りたいのですが、上りホームは途中から立ち入り禁止になっていて、うまく撮れません


世田谷線上町にある車両基地の車庫です。

狭い土地にかなり無理して建てたという感じで、縦長の車庫になっています。

小規模のNゲージレイアウト作製では参考になりそうな車庫ですね。

かつては長津田検車区の管轄で、その後雪が谷検車区に移管されましたが、現在は東急レールウェイサービスという会社が業務を行っているそうです。


引き続き、世田谷線上町駅上りホームから撮影した、上町駅構内の車両基地です。

休んでいる車両は、アップルグリーンの300系、304F編成です。

世田谷線を走る車両の全般検査では、車体はこちらで行われていますが、台車や床下機器などはトラック輸送して長津田車両工場で実施されているそうです。
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