ときわ鉄道情報局

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。


秩父鉄道の6000系です。

元西武鉄道新101系で、3ドアロングシートの通勤型車両を、急行「秩父路」として改造したものです。

西武から購入したときは4両編成でしたが、改造の際に3両編成に変更されています。

6000系は、2006年以降順次改造が終わった編成から運用を開始し、これまで使用されてきた3000系(元国鉄165系)を置き換えました。


秩父鉄道6000系による急行「秩父路」です。

急行「秩父路」は全車自由席の急行列車で、急行料金は200円。

平日は朝夕を中心に上下各7本、土日祝日は一部昼も含めて上下各5本が運転されています。

SLパレオエクスプレスを除けば秩父鉄道唯一の優等列車であり、先代よりボックスシートが使われてきたことから、専用として使用される6000系も流石にロングシートとするわけにはいかず、西武10000系の更新の際に発生したシートを再利用し、これを向かい合わせに配置してボックスシートとしています。

まだ実際に乗車したことはありませんが、元特急用シートなので、乗り心地は悪くないのでは…


秩父鉄道6000系の側面を撮った写真です。

よく見ると、車体中央の窓だけが1枚の大きな固定窓になっていて、となりの窓との間隔が広くなっていますが、ここは元々両開きの扉があった部分で、扉を埋めたためにこのようになりました。

車内には元特急用のリクライニングシートを再利用したボックスシートとなり、この大型窓の部分にもボックスが設置されていますが、窓が大きい分、ここが一番車内からの眺めが良いかも知れませんね。


秩父鉄道の5000系です。

元都営地下鉄三田線用の6000系で、編成こそ3両と短くなっていますが、外観上では三田線時代のままの塗装(無塗装に青帯)で運用されており、とても懐かしい感じですね。

都営線から秩父鉄道への譲渡された際、元々4両編成が基本だったため、1両を制御車に改造した上で3両編成化され、他にもATS交換やワンマン対応、ドアの半自動化やパンタグラフの追加など、装備や仕様の変更が実施されました。

秩父鉄道には1999年に3両編成4本が入線しましたが、うち1本は踏切事故を起こし運用を外れており、現在は残り3本が活躍中です。


トラバーザーに乗せられた5000系です。

たまたまイベント開催のタイミングでドック入りしていたのでしょうが、こんな写真が撮れるのもイベントならではです。

デモが行われなかったのがちょっと残念でしたが…

ところでこの5000系ですが、全車両が1972年製造ということで、新製から40年近く使用されていることになります。

車体更新は1990年前半に行われ、冷房化もそのときに実施されたのですが、1000系の次はこの車両が置き換えの対象になるかも知れません。


5000系の元5004編成2両です。

この編成は、2011年11月1日に樋口ー野上駅間の踏切でダンプカーと衝突し、車両が横転、脱線するほどの大きな事故となってしまいました。

羽生側の先頭車は破損が酷く廃車になってしまいましたが、残りの2両は部品取りの為か、今も残されています。

車両基地内では架線もないところに留置されていました。

特に案内もなかったので、大半の方がこの電車が事故でリタイヤしたことを分からずに、他の展示車両と同じように写真を撮っていたようです。


イベント会場で、転車台に乗っていたのは、ここで入替用に使用されているディーゼル機関車のD15です。

日本車両の規格形入換用ディーゼル機関車で、同型が各地の専用線で見られました。

元はブリヂストンの専用線で使用されていましたが、専用線の廃止に伴い1983年に西武鉄道に譲渡され、主に横瀬車両基地などで使用されました。

この頃は、車体はローズピンクに塗装されていたそうです。

1996年に西武鉄道の定期貨物列車が廃止後、秩父鉄道に売却され、広瀬川原車両基地内の入換用として使用されています。


こちらも、広瀬川原車両基地のイベントで見かけた入換用機関車です。

さすがに貨物列車を取り扱うだけあって、秩父鉄道も結構入替機を保有しているようです。

いろ調べたのですが、この機関車の詳細が分かりませんでした。

どなたかご存知の方、教えていただけるとありがたいです。


イベント会場で見かけた、無蓋貨車です。

トキ500形と呼ばれる36トン積みのボギー車で、国鉄のトキ25000形と同型です。

15両が製造されたそうですが、現在この秩父鉄道にはトキ506、512の2両が災害時土砂運搬用として残るのみとなっています。

バラを積みシートを被った無蓋車を連結した貨物列車は、昔はあちこちで見かけることができました。

この秩父鉄道のトキも、かつては石灰を積んで私の地元(千葉/蘇我の川鉄)まで来ていたこともあったそうです。


秩父鉄道のデキ101です。

元は1951年に秩父セメントの私有機として作られたデキ8で、影森から秩父地区工場への原石輸送に使用され、1980年に秩父鉄道に移管されました。

晩年にはパレオエクスプレスをけん引するC58の後補機となったこともありましたが、2006年に廃止になり、その後は広瀬川原車両基地内の架線のない場所で留置されています。

2006年5月に行われたイベントではデビュー当時の綺麗な茶色に塗装され展示されたそうですが、その後手入れがされていない為か、現在は写真のような色褪せた姿になっています。

せっかく解体されずに残っているのですから、きれいに塗装し直して静態保存して欲しいものです。