ときわ鉄道情報局

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。


東京メトロ6000系は、耐用年数40年以上を想定して開発された車両で、回生ブレーキ付き電機子チョッパー制御など、当時の最新の技術が採用されました。

その後、10年程度で小規模、20年程度で大規模な更新工事を行い、さらに30年程度で更新工事を行うない、制御装置をVVVFインバータ制御機器に換装するなど、リニューアルを繰り返し運用を続けてきました。

最近のJR東日本の車両では、一つの車両を永く使うよりも、常により新しい車両を投入した方が良いとされ、20年目程度の車両でも廃車が進んでいますが、6000系のコンセプトはこれと対称的なのが非常に興味深いです。

6000系は製造期間が長く、1990年製造とまだ比較的車歴が古くない編成もあり、廃車が始まったとはいえ、当面は千代田線の主力として活躍を続けるものと思われます。


東京メトロ6000系です。

1968年から1990年と長期にわたって増備が続けられ、363両が製造され、その後16000系が登場するまでは廃車が発生することもなく、ずっとこの体勢で運用されていました。

16000系の登場後、6000系は250両にまで在籍車両数は減少しましたが、今もなお千代田線の主力として活躍を続けていますが、チョッパー制御車は消滅しています。

現在、16000系の増備はひと段落していて、特に大きな動きもありませんが、今後他路線への車両が終わった後は、何か動きがあるかも知れません。


引き続き、小田急線内で撮った東京メトロ16000系です。

東京メトロの直通車は、かつては本厚木まで乗り入れていましたが、2003年のダイヤ改正以降、本厚木発着の準急は小田急の車両で統一され、メトロ直通車は多摩線に乗り入れて、唐木田発着の急行・多摩急行に使用されるようになりました。(6000系も同じです。)

但し、ダイヤが乱れたときは、本来の運用ルートを外れて新宿ー代々木上原間や新百合ケ丘ー本厚木を走ることもあり得るとのことで、「新宿」行きの行き先表示も準備されています。


小田急線内で撮った、東京メトロ16000系です。

この車両については、このブログで取り上げる頻度は多いですね。

2010年から2012年にかけて160両が導入されましたが、その後はとりあえず大きな動きはないようで、特に備した等の情報は掴んでおりません。

この車両の導入目的は6000系の置き換えですが、6000系はまだ多数残るものの、チョッパー車の淘汰は既に完了しているので、既存の6000系の置き換えは特に急ぐ必要もなさそう。

東京メトロの車両関係の設備投資としては、銀座線用1000系の新車増備や丸の内線用03系更新工事、それと新型車両の日比谷線への導入などが優先課題となっているので、16000系の増備はしばらくはないと思われます。

但し、今後小田急とJR常磐線の各車両が相互に3車を直通する予定であり、この運用の関係で16000系が増備されることもあるかも知れません。


我孫子駅に到着した16000系です。

前面のデザインがとても斬新ですね。

この車両のデザインは、イタリアの高級スポーツカーのデザインを手掛けた有名な方が行っているそうです。

前面の貫通扉は、1次車では有楽町線・副都心線で運用されている10000系と同じように真ん中に配置されていました(中央貫通構造)でしたが、前方視界が見づらいということで運転手から指摘があったため、2次車以降は貫通扉の位置を車掌台側にずらす形(オフセット/左右非対称前面構造)に変更されました。

そういえば、6000系の貫通扉はオフセットですね。

貫通扉が真ん中にある初期車は5編成のみで、これと出会う機会は少ないのですが、こうした違いはマニア心をくすぐります。

写真の編成は、残念ながら貫通扉をオフセットした車両です。